ポケポケシーズン(A3a)考察.後編

前回の記事に引き続き、ポケポケのA3aランクマッチについての考察を行ってきます。
前編はこちら
<闘タイプ>
闘デッキは主にラムパルドとシルヴァディのみを採用したシルヴァラムパデッキが大半を占めていました。
もともと化石ポケモンと進化ポケモン@1の相性は良く、初手のバトル場のポケモンが固定化されているため、開幕の展開に左右されることなく試合を進めることが大きな利点としてありました。
前環境では<ガブリアスEX>や<ルガルガン>が相方として採用されていましたが、グラジオによるサーチ圧縮や安定したダメージを持ち味とするシルヴァディの登場によってさらに強化されました。

<強み>
非EXの1-1-1進行かつ要求エネが少ないため、アグレッシブかつダメージラインは軒並み高水準とかなり隙のないデッキになっています。弱点相性は環境に多いシルヴァディに有利を取っており、ラムパルドの進化前であるズガイドスでもダメージを出していく事が可能です。
<弱み>
欠点として化石や飴の到着が遅れるとシルヴァディを倒されて呆気なくゲームセットとなってしまいます。
また、環境の多くを占めている草UBデッキに対してやや不利対面となっており、フェローチェによるベンチスナイプや弱点によるダメージ加算が主軸となるラムパルドに逆風ではあります。
逃げエネが重く小回りの利かないデッキなので早い段階で準備を整え、火力で押し切る動きが理想となります。
<評価>
以上のことを踏まえ、闘代表<シルヴァラムパデッキ>の評価としては
汎用性 ★★★★
安定感 ★★★
拡張性 ★★★
総合評価は 85/100点 とさせていただきます。
シルヴァディデッキの中では一番使用率が高かったです。
環境中期につれて減少傾向ではありますが。
<悪タイプ>
悪デッキは往年のギラティナダークライにUBのウツロイドが加わったことで、序盤に <どくバリ>で時間を稼ぐことができるようになりました。
他にも今弾EXの一角を担う<アクジキングEX>とウツロイドを組み合わせた悪UBデッキも大会で結果を出すなど活躍を見せました。

<強み>
ギラダクに関しては2環境取っているので説明は省略しますが、スリップダメージと安定したギラティナ展開が強い所は変わっていません。
アクジキングEXデッキはHP170と大型のたねポケモンが<テッカグヤ>によってループが容易であり、エネ破壊と毒によって一方的な展開に持ち込めることが強みです。
また環境的にはオドリドリやラムパルド対策でナツメの価値が高まっており、高耐久のアクジキングには追い風となっています。
<弱み>
欠点としてはアクジキングEXが草弱点のため環境に多い草UBに不利を取る点や、アクジキングのエネトラッシュ技<グラインドコア>がコインの結果に依存する点、技エネが重くアグロタイプのデッキに対して動き出しが遅れる点などが懸念されます。
<評価>
以上のことを踏まえ、悪代表<UBアクジキングデッキ>の評価としては
汎用性 ★★★★
安定感 ★★★
拡張性 ★★★
総合評価は 80/100点 とさせていただきます。
コインは悪です。廃止しましょう。
<鋼デッキ>
鋼デッキは前環境で多く見られたソルガレオデッキに新たなる相棒、<マシェード>を迎えた超即攻型デッキです。

<強み>
マシェードは特性<はっこう>によりターンに一回ポケモンをサーチする事が可能であり、重複して発動することも可能であるためデッキ圧縮、速攻、ハンデス対策と様々な面で優秀なポケモンで他のデッキでも採用されていたりします。
そしてソルガレオは特性<ライジングロード>によって逃げエネ不要で場に出ることが可能であり、早い段階で120打点を連打する動きが強力です。
合わせて使うマシェードは逃げエネ2と重いため、壁として立てて後ろに下げることで特性のシナジーも強く働きます。
デッキ圧縮により<リーリエ>や<ナツメ>などピンポイントで使いたいサポートを使いやすく、終盤まで隙が無い点やソルガレオEXを2体立ててループする動きも無理なくこなせるため安定性、汎用性は環境内でも上位に位置しています。
また、120点という打点が環境に刺さっており、環境に多いシルヴァディを始めとする並のポケモンはワンパンできる他、EXの2-2進行によって高火力のラムパルドなどとも撃ち合えるタフさも持ち合わせています。
<弱み>
欠点としてリザードンEXとオドリドリに対してめっぽう弱い点が挙げられます。
このデッキは立ち上がりが早い分1ターン目の打点がなく、進化されてしまうと弱点対象のリザードンに対して打つ手がありません。
また、オドリドリに対して出せる打点もマシェードの40点が最大であり、オドリドリのパチパチ(50点)二回で沈むためできるだけ対策を余儀なくされます。対策として特性を持つポケモンに80点の打点を持つ<マギアナ>や打ち合いでの勝ち目を残すために<大きなマント>を採用する事が考えられます。
ですが、必須のソルガレオライン+マシェードライン+飴モンボオーキドで15枚埋まり、@5もナツメやマントのようなメタカードに限定され、構築の自由度は低いため計画性のあるプレイングが求められます。
<評価>
以上のことを踏まえ、鋼代表<ソルガマシュデッキ>の評価としては
汎用性 ★★★★
安定感 ★★★★★
拡張性 ★★
総合評価は 90/100点とさせていただきます
2進化飴+モンボオーキド=7+4は2進化デッキを組む時にベースになるので、覚えておくと残り枚数を考える手間が省けるというライフハックです。
以上がランクマッチで使用率が高かったデッキの所感になります。
ここからは今期に私が使用したデッキの紹介と環境の対策、立ち回り解説をしていきます。
<使用したデッキ>
今回使用したデッキは主にこちらの4種類になります。
<ムーランエルレイド>

最初は軽視していたムーランドに完封されて作ったデッキです。
ムーランドで余分に付けさせたエネルギーでエルレイドの火力を伸ばしていくシンプルなコンセプトのデッキです。2進化ポケモン2軸で飴を余らせることなく使えるほか、どちらも2エネとローコストで高火力な打点を持っている事が特徴です。
ムーランドはオドリドリやフェローチェにも強く、後ろでポケモンを育てることもできる事から不利対面に苦しまないのも良いポイントでした。
また、ムーランドでエネを張ったリザードンに対してエルレイドは20×6+70打点でワンパンラインに乗るため、リザードンEXに対して強く出られるのもストロングポイントの一つです。
拡張性として、ダメージが重なったムーランドを回収できる<イリマ>やラルトスのテレポートで逃げた先にムーランドを配置して引き出す動きに<ヒカリ>を合わせる事で、より面白い動きができるので試してみてもいいかもしれません。
前環境ではカビゴンやクリムガンなどが壁役として採用されていましたが、今後の壁役はムーランドも増えてくると思います。2進化のリスクはありますがね。
<シルヴァゼラ>

上振れ最強デッキ。ハイパー3で三日ぐらい先行引き続けて大沼かましてた時の救世主。ゼラオラが最初のターン以外無能すぎるので魂でゼラオラを確保しよう。
オドリドリがリザやソルガレオに真価を発揮するのは2枚からなので個人的には2積み安定。ただ、ヒカリゼラオラの強ムーブがやりづらくなるのでこの領域は最終的には好みで決めていい。
ジバコマシェなど好感触なのでEXを見ながらシルヴァミラーを制したいときはそちらも視野に入れていいでしょう。
<ソルガマシュ>
ソルガマシュに関しては鋼タイプの所に貼ったデッキを使用していましたが、編成に幅がない分安定していたのでオドリドリが少ない環境なら勇み足で出していいでしょう。
7~8連勝をコンスタントにできるので安定性だけで行くならおそらく今環境の結論だと思います。
<ゲコカニマシェード>

水が不遇なのでどうにかして使えないかと試行錯誤したデッキです。
<ケケンカニEX>は進化前とタイプが異なっており、マケンカニで電気タイプも見れてケケンカニの弱点も鋼なので不利対面が少なくそこそこ戦えます。
一エネで起動してマックス80点出し続けられるので裏で立てたゲッコウガと合わせて対面操作を行いながら有利に試合を進めていきます。
有利対面としてはリザやラムパなどの2進化デッキとギラダク、アクジなどの起動が遅いデッキに対して強く出られます。
<対策・立ち回り>
基本的にエネの色を見てデッキは判断していいと思います。
時たまオドリゲッコーやカイリューなどの複合デッキもありますが、主力カードは同じなので問題ありません。
<ハンデス対策>
度々言っている通り、ハンデスの認知が広がったことによりあらゆるデッキから事故を狙ったお祈りマーズが飛んでくる環境です。一部例外を除いて手札は少なく保つ事がベターだと思われます。
例外として、フェローチェが出てくる可能性のある草対面では極力ベンチは用意せず、自分の最速攻撃可能ターンに合わせる事を意識するとダメージを軽減できます。
また、手札がサポートだらけで動きづらい場合は、カードを切らずに保持する事であえてハンデスを誘発していくプレイングなども考えられます。
<進化デッキ対策>
ラムパやリザEXなどのシルヴァディが前に立つデッキではベンチスナイプが有効になります。引っ張り出して倒してしまえば火力は程度が知れているので、大型との打ち合いになる前に狙っていきましょう。
また、ラムパ、ズガドーンなどの自傷ダメージ付きのポケモンは相打ちでゲームセットになった場合、ベンチの多い方が勝ちます。自傷ダメージで沈むところまで持っていければ勝ちを拾えることもあるので意識的にプレイするといい結果に繋がります。
こちらに勝利条件の検証記事がありますので詳しくはこちらから
<ルザミーネの能力>
UBデッキはルザミーネの条件を誤って負けることもあるのでしっかり効果を確認しておきましょう。
- 相手にポイントを取られているとき。
- トラッシュされているエネルギーをランダムに二枚付ける。という能力です。
エネルギーのトラッシュは倒されたとき以外にも逃げた時やエネルギーを張らずにターンを終了した時にも行われます。
テッカグヤの特性<ムーンバートン>はベンチからノーコストでUBを引っ張り出せる大変優秀な特性ですが、あえて逃げるプレイングなども大切になってきます。
<犬顔面対策>
ムーランドについても今後増えてくることが予想されます。
ムーランドの特性<ばんけんがお>はバトル場でのみ発動する特性なので、基本的にはナツメやアカギで流してベンチスナイプ。もしくは他の進化デッキと同様に進化される前に倒してしまう事が有効打となります。
<サポート枠について>
自由枠のサポートについてはデッキごとで重要度が変動しますが、タイプ:ヌル対面での活躍や広く脅威となるラムパルドに刺さる事から対面操作はナツメ≧アカギだと思っています。
また、同カテゴリーの新カード<虫よけスプレー>に関しては便利なタイミングは当然ありますが、盤面操作を行いたいタイミングは終盤が多く、終盤になると進化ポケモンが並んで腐りがちなのでランクマッチでは特に使いづらいと感じました。
その他サポートでは、空打ちのできるマーズは飴流しや終盤の大量ハンデスなどが狙えるため、枠を開けてでも1枚は採用したいカードになります。
シルヴァディデッキでは同じく空打ちできるリーフなども有効であり、相方になるズガドーンやラムパルドを逃がす事も出来るため採用されることが多いです。
グズマは相手依存のカードなので使いどころが限定されますが、草デッキのリーフマントやシルヴァディミラーのゴツメ、どくバリ対策に入っている事があります。採用率はまちまちですが、マントで延命したりゴツメ含めてリーサルを狙う際にはグズマで盤面がひっくり返らないように気を付けましょう。
<ランクマA3aの感想と今後の展望>
マスターまでA3a環境をプレイして感じたことは、再三言っていますがお祈りレドカとお祈りマーズが極めて多い事です。
マーズは特に後半のアカギやナツメなどの負け筋を潰せて手堅く勝てるため私自身結構好きなカードですが、オーキドも切っていない序盤の4枚手札とかに適当に切ってくるプレイングに関しては苦い顔をせざるを得ません。
それで以てお祈りマーズが結構突き刺さる状況がままあったので、最終的にはハンデスに強いマシェードやたねポケモンの多いデッキを中心に回していました。
ランクマは試行回数ゲーなので大会とは違っていかに汎用的に多くのデッキと戦えるか、いかに安定感をもって戦えるかという要素が大変重要になってきます。
その面では、現段階のメタで今期最強のデッキとなるのはソルガマシュなんじゃないかなと思ってます。
最近になって再びオドリドリが流行り始めたり、アクジキングやアーゴヨンが大会で結果を残したりしているので今後増えてくると予想しています。
最近アクジキングは観測しましたが、対面はコイントスでどれだけエネ剝がせるかのド運ゲーなので、マスターランク目標にやっている人は流行り切る前に駆け足でマスターまで行っておいた方がいいと思います。
多分この環境の先には地獄が待っている事でしょう。
そして気が早いですが、次のパックはA3bになるんですかね?
となるとシャイニングハイ(A2b)のようにシャイニー系のパックでA3の総集編の様なパックになるかもしれません。
サンムーン系列のパックが三つ出てカプ系のEXは絶望的だと思っていましたが、次弾もサンムーンであればまだ望みはある気がしますね!あとはアシレーヌを救いたい。
こんな感じで締めさせていただきます。
以上、ポケポケシーズン(A3a)考察です。
長文ご拝読ありがとうございました。ご武運を!